記入日:2023-01-29 編集日:2023-01-29
SQL見るだけクエリ。今回は、データベース アップデートをする際にバックアップをとる方法について考えてみようと思います。
データベース アップデートをする際にバックアップをとる方法
データベースのバックアップを取る最も簡単な方法は、元のデータベースをエクスポートして、必要な変更を行った後にインポートすることです。
データベースをエクスポートするには、MYSQLでは、 mysqldump コマンドを使用して、データベースから SQL をエクスポートし、 必要な変更を行った後にインポートすることができます。
mysqldump コマンドを使用して、データベースから SQL をエクスポートする例を以下に示します。
例えば、username が "user"、password が "pass"、database が "my_database" の場合、以下のようになります。
$dbName = 'my_database'; $dbUser = 'user'; $dbPass = 'pass'; $command = 'mysqldump -u' . $dbUser . ' -p' . $dbPass . ' ' . $dbName . ' > backup.sql'; exec($command);
この場合backup.sql は、mysqldump コマンドを実行したディレクトリに保存されます。
backup.sqlをバックアプした日付などを付与するには
データベースをバックアップする際に、日時を付与するには、PHPのdate関数を使用します。
date関数を使用すると、バックアップのファイル名を今日の日付などに変更することが可能です。
$dbName = 'my_database'; $dbUser = 'user'; $dbPass = 'pass'; $date = date('YmdHis'); $command = 'mysqldump -u' . $dbUser . ' -p' . $dbPass . ' ' . $dbName . ' > backup_' . $date . '.sql'; exec($command);
フォルダの中に直近の10個バックアップファイルが残るようにするには
上のコードに、ファイル数をチェックして、11個目以降のバックアップを削除する処理を追加することで実現できます。
以下のコードをご参照ください。
$dbName = 'my_database'; $dbUser = 'user'; $dbPass = 'pass'; $date = date('YmdHis'); // バックアップファイルを取得してファイル数をチェック $backupFiles = glob('backup_*.sql'); $fileNum = count($backupFiles); if ($fileNum >= 10) { // 11個目以降を削除 for ($i = 0; $i < ($fileNum - 10); $i++) { unlink($backupFiles[$i]); } } $command = 'mysqldump -u' . $dbUser . ' -p' . $dbPass . ' ' . $dbName . ' > backup_' . $date . '.sql'; exec($command);
外部データベースのバックアップを取る場合は、
外部のデータベースのホスト名を指定する必要があります。mysqldump コマンドの後に、 -h [hostname] を指定して、 外部のデータベースのホスト名を指定することで、外部のデータベースからバックアップを取ることができます。
例えば、hostname が "example.com" の場合、以下のようになります。
$dbName = 'my_database'; $dbUser = 'user'; $dbPass = 'pass'; $hostname = 'example.com'; $date = date('YmdHis'); // バックアップファイルを取得してファイル数をチェック $backupFiles = glob('backup_*.sql'); $fileNum = count($backupFiles); if ($fileNum >= 10) { // 11個目以降を削除 for ($i = 0; $i < ($fileNum - 10); $i++) { unlink($backupFiles[$i]); } } $command = 'mysqldump -u' . $dbUser . ' -p' . $dbPass . ' -h ' . $hostname . ' ' . $dbName . ' > backup_' . $date . '.sql'; exec($command);
SQLの使いどころ
サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。
SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。
また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。
KK
機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。