記入日:2023-01-31 編集日:2023-01-31
SQL見るだけクエリ。今回は、MYSQL UNION句で複数のSELECT文の結果を一つのテーブル的に扱う方法を考えてみようと思います。
UNIONって?
MySQLのUNION句は、複数のSELECT文の結果を一つのテーブルとして表示するためのものです。
複数のSELECT文を連結して新しいテーブルを作成したり、既存のテーブルにマージすることができます。
UNION句を使用すると、テーブルの行を検索し、2つ以上のテーブルの情報を1つのテーブルにまとめることができます。
UNION句は以下のような場合に有効です。
例:
SELECT * FROM table1 UNION SELECT * FROM table2;
上記の文は、table1とtable2の両方からすべてのデータを表示します。
UNION ALLって?
MySQLのUNION ALL句は、UNION句と同様に複数のSELECT文の結果を一つのテーブルとして表示しますが、UNION ALL句の場合は重複した行を許可します。
UNION ALL句を使用すると、テーブルの行を検索し、2つ以上のテーブルの情報を1つのテーブルにまとめることができますが、重複した行を取得することができます。
UNION ALL句は以下のような場合に有効です。
例:
SELECT * FROM table1 UNION ALL SELECT * FROM table2;
上記の文は、table1とtable2の両方からすべてのデータを表示し、重複した行も許可します。
UNIONとUNION ALLの違いを具体例
table1 id | name -- | ---- 1 | Alice 2 | Bob 3 | John table2 id | name -- | ---- 2 | Bob 3 | John 4 | Mark UNION id | name -- | ---- 1 | Alice 2 | Bob 3 | John 4 | Mark UNION ALL id | name -- | ---- 1 | Alice 2 | Bob 3 | John 2 | Bob 3 | John 4 | Mark
MySQLのUNION句とUNION ALL句の使い方の違いは、UNION句では重複した行を取得しないのに対し、
UNION ALL句では重複した行を取得することができるということです。
UNION句が必要な場合は、データを一意に取得したいときや、テーブルをマージしたいときなどがあります。
UNION ALL句が必要な場合は、データを重複して取得したいときや、テーブル情報を完全にマージしたいときなどがあります。
活用方法、注意点など
MySQLのUNION句は、複数のSELECT文の結果を一つのテーブルとして表示するためのものです。
使用する場合は、まずUNION句を使って複数のSELECT文を結合して新しいテーブルを作成したり、既存のテーブルにマージすることができます。
UNION句を使用する場合は、以下の点に注意してください。
SQLの使いどころ
サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。
SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。
また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。
KK
機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。