記入日:2023-02-28 編集日:2023-02-28
SQL見るだけクエリ。今回は、MySQLのSQLでシングルクォーテーションのエスケープの必要性と具体的な解決方法について考えてみようと思います。
この記事を読むと(約5分)
SQLでシングルクォーテーションのエスケープの必要性と具体的な解決方法が理解できます。その他にエスケープしなければいけない文字もある。
SQLでは、文字列を扱う場合に、シングルクォーテーション(「’」)を使って文字列の前後を囲います。
その際に、文字列中にシングルクォーテーションを含む文字を使うと、
データベースが文字列の終端と誤認識するため、Syntaxエラーとなります。
例えば、以下のようなSQL文はエラーになります。
INSERT INTO users (name) VALUES ('Let'GO!');
この場合、文字列中のシングルクォーテーションをエスケープして回避する必要があります。
エスケープする方法は、シングルクォーテーションを二重にすることで回避する方法があります。
つまり、以下のように書きます。
INSERT INTO users (name) VALUES ('Let''GO');
これで正しく文字列として扱われます。
シングルクォーテーション以外でも
エスケープしなければいけない文字があり、
MySQLで使えるエスケープ文字は次のようなものがあります。
\0 | NUL |
---|---|
\' | シングルクォーテーション |
\" | ダブルクォーテーション |
\b | バックスペース |
\n | 改行 |
\r | 復帰 |
\t | タブ |
\\ | バックスラッシュ |
\% | % |
\_ | _ |
これらの文字を文字列中に使う場合は、
前にバックスラッシュを付けてエスケープする事ができます。
例えば、シングルクォーテーションも以下のように書く事もできます。
INSERT INTO users (name) VALUES ('Let\'GO!');
PHPでシングルクォーテーションをエスケープする方法として、
シングルクォーテーションを重ねる方法と、バックスラッシュを使う方法どちらがいいかは、
場合によりますが、一般的にはバックスラッシュを使う方が見やすくて便利です。
ただし、文字列の中にバックスラッシュやダブルクォーテーションがある場合は、
それらもエスケープする必要があります。
PHPにはエスケープ関連の関数もあります。
例えば、addslashes関数やstripslashes関数などです。
SQLの使いどころ
サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。
SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。
また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。
KK
機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。