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SQL見るだけクエリ#070 Webhookの概要を、わかりやすく解説

記入日:2023-03-19 編集日:2023-03-19

SQL見るだけクエリ。Webhookの概要を、わかりやすく解説。

この記事を読むと(約5分)
PHPで簡単なWebhookを活用する方法がイメージできます。

 

Webhookとは

Webhookとは、あるアプリケーションで特定のイベントが発生したときに、別のアプリケーションに通知する仕組みのことです。例えば、GitHubでコードを更新したらSlackにメッセージを送るような場合に使えます。WebhookはHTTPベースのコールバック機能であり、APIとは異なり、サーバーからクライアントへの一方向の通信です。

PHPでWebhookを使う場合は、以下の手順が必要です。

  • Webhookを受信するURLを作成する
  • Webhookを送信するサービスにURLを登録する
  • URLにアクセスしたときに実行する処理を記述する
  • URLに送られてくるデータを受け取って処理する

 

具体的な例

具体的な例としては、以下のようなものがあります。

  • LINEボットを作るときに、ユーザーからのメッセージや操作をWebhookで受け取って処理する。例えば、ユーザーが「天気」と入力したら、現在の天気情報を返すようなボットが作れます。
  • SendGridでメール送信の結果やイベントをWebhookで受け取って処理する。例えば、メールが開封されたかどうかや、バウンスしたかどうかなどを確認できます。
  • SlackやDiscordにWebhookで通知を送る。例えば、サーバーの状態やシステムのエラーなどをリアルタイムに知らせることができます。

 

その他、Webhookに対応したサービス例

  • Campaign Monitor:メールマーケティングツール
  • Slack:チームコミュニケーションツール
  • ChatWork:ビジネスチャットツール
  • Facebook:SNS
  • Twitter:SNS
  • LINE:メッセージングアプリ
  • GitHub:ソフトウェア開発プラットフォーム
  • Trello:タスク管理ツール

これらのサービスでは、Webhookを使って他のアプリケーションと連携したり、通知やデータを受け取ったりできます。また、Microsoft TeamsでもWebhookを使って外部アプリケーションからのコンテンツをチャネル内で共有できます。

 

メリットとデメリット

Webhookのメリットとデメリットについては、以下のようなものがあります。

メリット

  • Webhookを使うと、アプリケーション間でリアルタイムに情報をやりとりできます。これにより、ユーザーは最新の状況をすぐに知ることができます。
  • Webhookを使うと、開発やサービスの提供スピードが早くなります。Webhookに対応したサービスを利用すれば、自分でAPIを作ったり呼び出したりする必要がなくなります。
  • Webhookを使うと、セキュリティ面で安心できます。特に決済サービスなどでは、Webhookによって顧客の情報や取引状況を確認できるため、信頼性が高まります。

デメリット

  • WebhookはHTTPのPOSTリクエストを利用するため、通信障害やサーバーのダウンなどで通知が届かない可能性があります。また、通知先のURLが変更された場合も更新する必要があります。
  • Webhookは受け取った通知を処理するロジックを自分で実装する必要があります。そのため、プログラミングの知識や経験が必要です。
  • Webhookは通知される内容や形式がサービスごとに異なる場合があります。そのため、複数のサービスと連携する場合は注意が必要です。

以上がWebhookのメリットとデメリットです。ご参考になれば幸いです。

 

様々なイベント

Webhookは様々なイベントに対して使えます。イベントとは、アプリケーション内で何かが起こったときに発生する通知のことです。例えば、以下のようなイベントがあります。

  • メッセージの送受信
  • ユーザーのフォロー・ブロック・アンブロック
  • ボタンやメニューのクリック
  • ファイルのアップロード・ダウンロード・削除
  • データの作成・更新・削除
  • アプリケーションの起動・停止・再起動
これらのイベントに対して、Webhookを使って他のアプリケーションに通知を送ったり、受け取ったりできます。Webhookを使うことで、アプリケーション間で連携したり、自動化したりすることができます。

 

イベントの作成

Webhookを使って自分でイベントを作ることができます。そのためには、以下の手順が必要です。

  • Webhookを送信するアプリケーションと受信するアプリケーションを決めます。
  • Webhookを受信するアプリケーションにエンドポイントURLを設定します。エンドポイントURLとは、Webhookの通知先のアドレスのことです。
  • Webhookを送信するアプリケーションにイベントタイプや通知内容を設定します。イベントタイプとは、Webhookが発生するトリガーのことです。通知内容とは、Webhookが送るメッセージのことです。
  • Webhookをテストして動作確認します。
以上がWebhookを使って自分でイベントを作る方法です。

 

イベントタイプや通知内容の設定方法は、Webhookを送信するアプリケーションによって異なりますが、一般的には、以下のような手順で設定できます。

  • Webhookを送信するアプリケーションの設定画面にアクセスします。
  • Webhookの機能を有効にし、エンドポイントURLを入力します。
  • イベントタイプを選択します。イベントタイプとは、Webhookが発生するトリガーのことです。例えば、メッセージの送受信やデータの作成・更新・削除などがあります。
  • 通知内容を入力します。通知内容とは、Webhookが送るメッセージのことです。JSON形式で記述する必要があります。通知内容には、テキストや画像やカードなどを含めることができます。

以上がイベントタイプや通知内容の設定方法です。

SQLの使いどころ

サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。

SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。

また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。

KK

機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。