記入日:2023-04-04 編集日:2023-04-04
SQL PIVOT演算子を使って、行を列に変換する方法。
この記事を読むと(約5分)
SQL PIVOT演算子を使って、行を列に変換する方法に関して、使用方法がイメージできます。
PIVOT演算子は、行から列にデータを変換するために使用されます。具体的には、ある列の値を列名に変換して、その列の値を新しい行として生成します。例えば、以下のようなsalesテーブルがあるとします。
region | year | sales_amt -------|------|---------- North | 2019 | 100 North | 2020 | 150 North | 2021 | 200 South | 2019 | 50 South | 2020 | 75 South | 2021 | 100
このテーブルをPIVOT演算子を使用して変換するには、以下のようなクエリを実行します。
SELECT region, [2019], [2020], [2021] FROM ( SELECT region, year, sales_amt FROM sales ) AS t PIVOT ( SUM(sales_amt) FOR year IN ([2019], [2020], [2021]) ) AS p;
このクエリの結果は以下のようになります。
region | 2019 | 2020 | 2021 -------|------|------|------ North | 100 | 150 | 200 South | 50 | 75 | 100
この結果では、元のテーブルのregion列をそのまま保持しながら、year列の値が列名として使用され、sales_amt列の値が新しい行として生成されています。つまり、変換前のテーブルの行数と変換後のテーブルの行数は同じですが、変換後のテーブルは列数が増えています。
このように、PIVOT演算子を使用することで、データの可視化や集計処理などに便利に利用することができます。ただし、PIVOT演算子は、複雑な構文を持っているため、使用する場合は注意が必要です。
PIVOT演算子の構文が複雑であるため、注意が必要な場面は以下のようなものがあります。
SQLの使いどころ
サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。
SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。
また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。
KK
機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。