記入日:2023-04-05 編集日:2023-04-05
SQL UNION句を使って、複数のテーブルを結合する方法。
この記事を読むと(約5分)
SQL UNION句を使って、複数のテーブルを結合する方法に関して、使用方法がイメージできます。
UNION句は、2つ以上のSELECT文の結果を1つの結果セットに結合するSQLクエリの一部です。各SELECT文は同じ列数とデータ型を返す必要があります。
UNION句を使用すると、複数のテーブルやクエリの結果を1つの表に結合して表示することができます。この結合により、重複する行が自動的に削除されます。
以下は、基本的なUNION句の構文です。
SELECT column1, column2, ... FROM table1 UNION SELECT column1, column2, ... FROM table2
上記のクエリでは、table1とtable2から選択されたデータが、列の数と型が一致するように選択されます。そして、これらの選択されたデータが1つの結果セットに結合されます。
UNION ALL句を使用することもできます。UNION ALLは、重複する行を削除することなく、すべての行を結合します。以下は、UNION ALL句の構文です。
SELECT column1, column2, ... FROM table1 UNION ALL SELECT column1, column2, ... FROM table2
UNION句の注意点としては、選択された列の数やデータ型が異なる場合、エラーが発生することです。また、UNION句を使用すると、複数のSELECT文が実行されるため、パフォーマンスに影響を与えることがあります。そのため、UNION句を使用する前に、実際に必要なデータを取得する最小限のSELECT文を使用することが重要です。
UNION句で重複すると判定されるのは、SELECT文によって返される行全体です。つまり、2つのSELECT文が返す2つの行が全く同じ場合、それらは重複していると見なされます。
UNION句は、デフォルトでは重複する行を自動的に削除します。ただし、重複する行を含める必要がある場合は、UNION ALL句を使用することができます。
例えば、以下の2つのSELECT文がある場合、UNION句を使用して結合すると、重複する行は1行のみ残されます。
SELECT name, age FROM employees UNION SELECT name, age FROM contractors;
ただし、以下のようにUNION ALL句を使用すると、重複する行を含めたすべての行が結果に含まれます。
SELECT name, age FROM employees UNION ALL SELECT name, age FROM contractors;
注意点として、SELECT文で返される行全体が重複する場合にのみ、UNION句で重複として扱われます。SELECT文で返される列の値が異なっていても、行全体が同じであれば重複として扱われます。
SQLの使いどころ
サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。
SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。
また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。
KK
機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。