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SQL見るだけクエリ#90 PHP の json_encode関数に関して

記入日:2023-04-08 編集日:2023-04-08

PHP の json_encode関数に関して

この記事を読むと(約5分)
PHP の json_encode関数に関して、使用方法がイメージできます。

PHP の json_encode関数に関して

json_encode() 関数は、PHP の組み込み関数のひとつであり、PHP のデータを JSON 形式に変換するために使用されます。以下は json_encode() 関数に関する基本的な情報です。

構文:

json_encode(mixed $value, int $options = 0, int $depth = 512): string|false

パラメータ:

  • $value: JSON 形式に変換する値。配列やオブジェクト、数値や文字列などのデータ型を指定できます。
  • $options: JSON エンコードオプションを指定する整数値。デフォルトは 0 で、特定のオプションを指定しない場合に使用されます。
  • $depth: JSON ネストの最大深さを指定する整数値。デフォルトは 512 で、最大深さを指定しない場合に使用されます。

戻り値:

JSON 形式に変換された文字列を返します。エンコードに失敗した場合は false を返します。



例:
以下は json_encode() 関数の使用例です。

// 配列を JSON 形式に変換する
$array = array("foo" => "bar", "baz" => "qux");
$json = json_encode($array);
echo $json;
// 出力: {"foo":"bar","baz":"qux"}

// JSON_PRETTY_PRINT オプションを指定して JSON 形式に変換する
$array = array("foo" => "bar", "baz" => "qux");
$json = json_encode($array, JSON_PRETTY_PRINT);
echo $json;
// 出力:
// {
//     "foo": "bar",
//     "baz": "qux"
// }

// 最大深さを指定して JSON 形式に変換する
$array = array("foo" => array("bar" => array("baz" => "qux")));
$json = json_encode($array, JSON_PRETTY_PRINT, 2);
echo $json;
// 出力:
// {
//     "foo": {
//         "bar": {
//             "baz": "qux"
//         }
//     }
// }

注意事項:

  • json_encode() 関数は UTF-8 エンコードを使用するため、変換するデータが UTF-8 以外のエンコーディングである場合には事前に変換する必要があります。
  • json_encode() 関数は PHP 5.2 以上で使用可能です。
  • json_encode() 関数はデフォルトでスラッシュ / をエスケープしますが、JSON_UNESCAPED_SLASHES オプションを指定することでエスケープを回避することができます。
  • json_encode() 関数はデフォルトで Unicode エスケープを行いますが、JSON_UNESCAPED_UNICODE オプションを指定することで Unicode エスケープを回避することができます。

json_encode() 関数は、PHP のデータを JSON 形式に変換するための関数であり、JSON 形式のデータを PHP のデータに変換するための json_decode() 関数と一緒に使用することが一般的です。

以上が json_encode() 関数に関する基本的な内容です。

 

その他の具体的な使用例

例1: 配列を JSON 形式に変換する

$array = array("name" => "John", "age" => 30, "city" => "New York");
$json = json_encode($array);
echo $json;
// 出力: {"name":"John","age":30,"city":"New York"}

上記の例では、PHP の連想配列を json_encode() 関数を使って JSON 形式に変換しています。連想配列のキーが JSON のプロパティ名に、値が JSON の値に対応します。

例2: JSON_PRETTY_PRINT オプションを使用して読みやすい JSON を生成する

$array = array("name" => "John", "age" => 30, "city" => "New York");
$json = json_encode($array, JSON_PRETTY_PRINT);
echo $json;
// 出力:
// {
//     "name": "John",
//     "age": 30,
//     "city": "New York"
// }

JSON_PRETTY_PRINT オプションを指定することで、生成される JSON 形式を整形して出力することができます。

例3: エスケープを回避して JSON を生成する

$array = array("name" => "John", "age" => 30, "city" => "New / York");
$json = json_encode($array, JSON_UNESCAPED_SLASHES);
echo $json;
// 出力: {"name":"John","age":30,"city":"New / York"}

JSON_UNESCAPED_SLASHES オプションを指定することで、スラッシュ / のエスケープを回避して JSON 形式を生成することができます。

例4: カスタムオプションを使用して JSON を生成する

$array = array("name" => "John", "age" => 30, "city" => "New York");
$options = JSON_PRETTY_PRINT | JSON_UNESCAPED_UNICODE;
$json = json_encode($array, $options);
echo $json;
// 出力:
// {
//     "name": "John",
//     "age": 30,
//     "city": "New York"
// }

複数のオプションを組み合わせることもできます。上記の例では、JSON_PRETTY_PRINT オプションと JSON_UNESCAPED_UNICODE オプションを組み合わせて、整形して Unicode エスケープを回避した JSON 形式を生成しています。

これらは json_encode() 関数の一般的な使用例の一部です。json_encode() 関数は、さまざまなオプションを使用して、JSON 形式のデータをカスタマイズすることができます。公式 PHPドキュメントを参照するか、json_encode() 関数のオプションの説明を確認することで、詳細な情報を取得することができます。

また、json_encode() 関数は、配列やオブジェクトなどの PHP のデータを JSON 形式に変換する際に利用されますが、逆に JSON 形式のデータを PHP のデータに変換する際には json_decode() 関数を使用します。json_decode() 関数も同様に様々なオプションを指定することができます。json_encode() と json_decode() を組み合わせて、PHP と JSON 形式のデータの相互変換を行うことができます。

例:

$json = '{"name":"John","age":30,"city":"New York"}';
$array = json_decode($json, true); // 第2引数に true を指定することで、連想配列としてデコード
echo $array['name']; // 出力: John

上記の例では、json_decode() 関数を使って JSON 形式のデータを連想配列に変換しています。

以上が、json_encode() 関数の具体的な使用例の解説です。JSON 形式のデータを扱う際には、適切なオプションを指定して、必要に応じたカスタマイズを行いましょう。

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KK

機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。