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SQL見るだけクエリ#94 PHPのALTER TABLEを使ってテーブルの構造を変更

記入日:2023-04-12 編集日:2023-04-12

PHPのALTER TABLEを使ってテーブルの構造を変更してみようと思います。

この記事を読むと(約5分)
PHPのALTER TABLEを使ってテーブルの構造を変更する方法がイメージできます。

ALTER TABLEに関して

ALTER TABLEは、MySQLにおいて既存のテーブルの構造を変更するためのSQL文です。テーブルに新しいカラムを追加したり、既存のカラムのデータ型や属性を変更したり、カラムを削除したりすることができます。ALTER TABLE文の一般的な構文は以下の通りです。

ALTER TABLE テーブル名
[操作1],
[操作2],
...
[操作N];

操作は、新しいカラムの追加、既存のカラムの変更、カラムの削除などの変更を指定します。いくつでも操作を連結することができます。

ALTER TABLE文によく使用される操作の例を紹介します。

新しいカラムの追加: 新しいカラムを追加するには、ADD COLUMNを使用します。

ALTER TABLE テーブル名
ADD COLUMN 新しいカラム名 データ型;

既存のカラムの変更: 既存のカラムのデータ型や属性を変更するには、MODIFY COLUMNを使用します。

ALTER TABLE テーブル名
MODIFY COLUMN カラム名 データ型;

カラムの削除: カラムを削除するには、DROP COLUMNを使用します。

ALTER TABLE テーブル名
DROP COLUMN カラム名;

これらの他にも、INDEXの追加や削除、テーブルのリネーム、テーブルの属性の変更など、様々な操作があります。また、ALTER TABLE文はトランザクションを使用することもできますので、変更をロールバックすることも可能です。

ALTER TABLE文は、データベースの構造を変更する際に非常に便利なSQL文ですが、慎重に使用する必要があります。データのバックアップを取るなどの十分な準備をし、データの損失を防ぐために注意深く使用する必要があります。また、必要に応じて適切なアクセス権を持ったユーザーでALTER TABLE文を実行する必要があります。

 

ALTER TABLE文のトランザクションに関して

ALTER TABLE文は、トランザクションを使用してデータベースの構造を変更することができます。トランザクションは、一連のSQL文を1つの処理としてまとめ、全ての処理が成功した場合にのみ変更を確定する仕組みです。トランザクションを使用することにより、ALTER TABLE文の実行中にエラーが発生した場合に、変更をロールバックして元の状態に戻すことができます。

トランザクションを使用するためには、以下のようにALTER TABLE文をトランザクション内で実行する必要があります。

// データベース接続情報
$servername = "localhost";
$username = "ユーザー名";
$password = "パスワード";
$dbname = "データベース名";

try {
  // データベース接続
  $conn = new PDO("mysql:host=$servername;dbname=$dbname", $username, $password);
  $conn->setAttribute(PDO::ATTR_ERRMODE, PDO::ERRMODE_EXCEPTION);

  // トランザクションの開始
  $conn->beginTransaction();

  // テーブルの操作1
  $stmt1 = $conn->prepare("ALTER TABLE テーブル名 [操作1]");
  $stmt1->execute();

  // テーブルの操作2
  $stmt2 = $conn->prepare("ALTER TABLE テーブル名 [操作2]");
  $stmt2->execute();

  // テーブルの操作N
  $stmtN = $conn->prepare("ALTER TABLE テーブル名 [操作N]");
  $stmtN->execute();

  // 変更の確定
  $conn->commit();

} catch(PDOException $e) {
  // 変更のロールバック
  $conn->rollBack();
  // エラーの処理を行う
  echo "Error: " . $e->getMessage();
}

// データベース接続の切断
$conn = null;

ALTER TABLE文をトランザクション内で実行すると、トランザクションが開始され、変更が確定するためにはCOMMIT文を実行する必要があります。逆に、変更を取り消す場合にはROLLBACK文を実行します。COMMIT文やROLLBACK文は、トランザクションを明示的に終了するために使用されます。

トランザクションを使用することで、ALTER TABLE文の実行中にエラーが発生した場合に、変更をロールバックして元の状態に戻すことができます。これにより、データベースの構造を変更する際に、意図しないデータの損失を防ぐことができます。ただし、トランザクションを使用する際には、適切なエラーハンドリングやデータのバックアップを行い、慎重に操作を行うように注意してください。

SQLの使いどころ

サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。

SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。

また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。

KK

機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。