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SQL見るだけクエリ#176 StripeのCheckout Sessionの有効時間を制限する方法

記入日:2023-07-03 編集日:2023-07-03

StripeのCheckout Sessionの有効時間を制限する方法について解説してみようと思います。

この記事を読むと(約5分)
StripeのCheckout Sessionの有効時間を制限する方法についてイメージできます。

Sessionの有効時間を制限する方法

StripeのCheckout Sessionを使用して支払いプロセスを作成し、そのセッションの有効時間を制限する方法を示しています。

$startTime変数には、処理の開始時間のタイムスタンプが設定されます。これは、後でセッションのメタデータとして使用されます。
$expiresAt変数には、制限時間(45分後)のタイムスタンプが設定されます。セッションはこの時刻を過ぎると無効になります。

$session変数には、\Stripe\Checkout\Session::createメソッドを使用してCheckout Sessionオブジェクトが作成されます。このセッションには、支払いの詳細(支払い方法、商品の情報など)が含まれています。さらに、成功時のリダイレクトURL、キャンセル時のリダイレクトURL、および支払い意図のメタデータも指定されています。メタデータには、開始時間と有効期限が含まれています。

このコードを実行すると、指定された商品の支払いを処理するためのStripe Checkout Sessionが作成され、 セッションは指定された有効時間(45分)が経過すると無効になります。

require_once('vendor/autoload.php');
    
\Stripe\Stripe::setApiKey('your_api_key');
    
$startTime = time(); // 処理開始時間
$expiresAt = $startTime + (45 * 60); // 制限時間(45分後)のタイムスタンプ
    
try {
    $session = \Stripe\Checkout\Session::create([
        'payment_method_types' => ['card'],
        'line_items' => [
            [
                'price_data' => [
                    'currency' => 'JPY',
                    'unit_amount' => 1000,
                    'product_data' => [
                        'name' => 'Sample Item',
                    ],
                ],
                'quantity' => 1,
            ],
        ],
        'mode' => 'payment',
        'success_url' => 'https://example.com/success',
        'cancel_url' => 'https://example.com/cancel',
        'payment_intent_data' => [
            'metadata' => [
                'start_time' => $startTime,
                'expires_at' => $expiresAt,
            ],
        ],
        'expires_at' => $expiresAt,
    ]);
    
    header("Location: " . $session->url);
} catch (\Stripe\Exception\ApiErrorException $e) {
    echo "エラーが発生しました: " . $e->getMessage();
}

StripeのCheckout Sessionでは、セッションの制限時間を設定することができます。ただし、制限時間は30分以上でなければなりません。これは、セキュリティ上の理由から、セッションの有効期間を一定の時間内に制限することが推奨されているためです。

制限時間を設定する主な目的は、在庫の管理やセッションのセキュリティを確保することです。特定の商品やサービスの在庫が限られている場合、長時間にわたってセッションが有効であると、複数のユーザーが同時に購入を試みて在庫の競合が発生する可能性があります。制限時間を設定することで、一定の時間内にユーザーが支払いを完了する必要があります。

SQLの使いどころ

サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。

SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。

また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。

KK

機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。