記入日:2023-09-05 編集日:2023-09-05
通常のクラスでは難しい場面を抽象クラスとインターフェースで実現する方法に関して解説をしてみようと思います。
この記事を読むと(約5分)
通常のクラスでは難しい場面を抽象クラスとインターフェースで実現する方法をイメージできます。
抽象クラスとインターフェースが通常のクラスでは難しいまたは不可能な場面を具体的な例で示します。
例 1: 多重継承
通常のクラスでは、単一の親クラスしか継承できないため、複数のクラスから機能を取り入れることが難しい場合があります。しかし、抽象クラスとインターフェースを使うことで、多重継承を模倣できます。
// 複数のクラスからの機能を持つインターフェース interface Swimming { public function swim(); } interface Flying { public function fly(); } // 両方のインターフェースを実装するクラス class Duck implements Swimming, Flying { public function swim() { echo "泳いでいます。"; } public function fly() { echo "飛んでいます。"; } } $duck = new Duck(); $duck->swim(); // "泳いでいます。" $duck->fly(); // "飛んでいます。"
この例では、SwimmingとFlyingという2つのインターフェースを実装することで、Duckクラスが泳ぎと飛びの両方の機能を持つことができます。通常のクラスでは、複数のクラスからの機能をこのように簡単に取り入れることは難しいでしょう。
例 2: クラス階層への新しい機能の追加
既存のクラス階層に新しい機能を追加する場合、通常のクラスでは既存のクラスを変更する必要があります。しかし、インターフェースを使用することで、既存のクラスを変更せずに新しい機能を導入できます。
// 既存のクラス階層 class Shape { public function draw() { echo "図形を描いています。"; } } // 新しい機能を提供するインターフェース interface Colorable { public function setColor($color); } // 既存のクラスに新しい機能を追加 class ColoredShape extends Shape implements Colorable { private $color; public function setColor($color) { $this->color = $color; } public function draw() { parent::draw(); echo " 色: " . $this->color; } } $coloredShape = new ColoredShape(); $coloredShape->setColor("赤"); $coloredShape->draw(); // "図形を描いています。 色: 赤"
この例では、Colorableインターフェースを使用して、ColoredShapeクラスに新しい機能を追加しました。通常のクラスでは、Shapeクラスを変更せずにこのような新しい機能を追加するのは難しいです。
これらの具体的な例は、抽象クラスとインターフェースが通常のクラスに比べて提供できる柔軟性と再利用性を示しています。設計上の要件に応じて、これらの概念を適切に使用できるかどうかを検討することが重要です。
SQLの使いどころ
サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。
SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。
また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。
KK
機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。