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SQL見るだけクエリ#256 PHP 住所レコードから都道府県名のみ抽出する方法

記入日:2023-09-21 編集日:2023-09-21

PHP 住所レコードから都道府県名のみ抽出する方法に関して解説をしてみようと思います。

この記事を読むと(約5分)
PHP 住所レコードから都道府県名のみ抽出する方法に関してイメージできます。

住所レコードから都道府県名のみ抽出

以下に、PHPを使用して住所のレコードから都道府県や市町村部分のみを抽出するプログラムの例を示します。

function extractPrefectureAndCity($address) {
  // 都道府県を抽出
  $prefecture = preg_match('/(.*?[都道府県])/u', $address, $matches) ? $matches[1] : '';
  
  // 都道府県部分を削除して市町村を抽出
  $city = str_replace($prefecture, '', $address);
  
  return [
    'prefecture' => $prefecture,
    'city' => $city
  ];
}

// 例として使う住所
$address = "東京都渋谷区渋谷1-2-3";

// 関数を呼び出し、結果を取得
$result = extractPrefectureAndCity($address);

// 結果を出力
echo "都道府県: " . $result['prefecture'] . "<br>";
echo "市町村: " . $result['city'];

このプログラムは、extractPrefectureAndCityという関数を定義しています。この関数は、与えられた住所から都道府県と市町村を抽出し、連想配列として返します。例として、"東京都渋谷区渋谷1-2-3"という住所を使っています。

この例では、正規表現を使用して都道府県を抽出し、それを元の住所から削除して市町村を取得しています。結果は連想配列に格納され、それぞれ'prefecture'と'city'というキーでアクセスできます。

このプログラムを実行すると、以下のような出力が得られるでしょう:

都道府県: 東京都
市町村: 渋谷区渋谷1-2-3

関数 extractPrefectureAndCity の処理

1. extractPrefectureAndCity 関数の定義:

function extractPrefectureAndCity($address) {

この行では、extractPrefectureAndCity という名前の関数が定義されています。この関数は、引数として $address を受け取ります。

2. 都道府県の抽出:

$prefecture = preg_match('/(.*?[都道府県])/u', $address, $matches) ? $matches[1] : '';

この行では、正規表現を使用して都道府県を抽出しています。

preg_match 関数は、正規表現を使って文字列にパターンがマッチするかどうかを調べる関数です。第一引数に正規表現パターン、第二引数に検索対象の文字列、第三引数にマッチした結果が格納される変数を指定します。

正規表現パターン /(.*?[都道府県])/u は、以下のようになっています:

  • .*? は、非貪欲なマッチを意味し、できるだけ短い文字列をマッチさせます。
  • [都道府県] は、都、道、府、県のいずれかの文字にマッチします。

もし都道府県がマッチした場合、$matches 配列にその情報が格納され、その中の第一要素 $matches[1] に都道府県が格納されます。もしマッチしなかった場合は空文字列 '' が代入されます。

3. 都道府県部分の削除:

$city = str_replace($prefecture, '', $address);

この行では、先に抽出した都道府県を元の住所から削除して、市町村を抽出しています。str_replace 関数は、指定した文字列を別の文字列で置き換える関数です。この場合、$prefecture(都道府県名)が空文字列の場合、元の住所に変化はありません。

4. 結果の返却:

return [
  'prefecture' => $prefecture,
  'city' => $city
];
}

この行では、抽出した都道府県と市町村を連想配列としてまとめ、それを return によって呼び出し元に返却しています。

このようにして、extractPrefectureAndCity 関数は、与えられた住所から都道府県と市町村を抽出し、連想配列として返す処理を行います。

SQLの使いどころ

サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。

SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。

また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。

KK

機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。