UI設計したり、ウェブシステムを開発したりします。 

SQL見るだけクエリ#318 Google Apps Script(GAS)とは

記入日:2023-11-22 編集日:2023-11-22

Google Apps Script(GAS)について解説してみようと思います。

この記事を読むと(約5分)
Google Apps Script(GAS)についてイメージできます。

Google Apps Script(GAS)とは

Google Apps Script(GAS)は、Googleが提供するスクリプト言語および実行環境で、主にGoogleのオンラインサービスと連携して自動化や拡張を行うために使用されます。GASを使用すると、Googleドキュメント、スプレッドシート、フォーム、ドライブ、Gmailなど、さまざまなGoogleサービスをプログラムで操作できます。

GASはJavaScriptを基にしており、Google Apps Scriptエディタで開発が行われます。このエディタは、Googleドライブの中にあるスクリプトエディタからアクセスできます。GASを使用すると、簡単なタスクから複雑なワークフローまで、Googleサービスとの連携に関する様々な自動化やカスタマイズが可能です。

以下は、Google Apps Scriptで実行できるいくつかのタスクの例です:

  1. Googleスプレッドシートの自動化: データの取得、処理、グラフの作成などのタスクを自動化できます。
  2. Gmailの自動応答: 特定のメールに対して自動的に応答するスクリプトを作成できます。
  3. Googleドキュメントの作成と編集: テキストや書式を操作し、文書を作成または編集できます。
  4. Googleカレンダーの操作: 予定の追加、変更、削除などをスクリプトで実行できます。
  5. Googleフォームの自動化: フォームの回答を収集し、自動的に処理するスクリプトを作成できます。

Google Apps Scriptは、G Suite(現在のGoogle Workspace)の一部として提供されており、Googleサービスとの密接な統合を可能にするため、ビジネスや個人のニーズに合わせたカスタムソリューションを開発するために利用されています。

以下は、GASの基本的な概念と例です。

1. スプレッドシートのセルに値を書き込む例:

function writeToSheet() {
  // スプレッドシートのアクティブなシートを取得
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  // A1セルに値を書き込む
  sheet.getRange('A1').setValue('Hello, GAS!');
}

この例では、writeToSheetという関数を作成し、アクティブなスプレッドシートのA1セルに「Hello, GAS!」という値を書き込んでいます。

2. Gmailを使用したメールの送信例:

function sendEmail() {
  // メール送信先のアドレス
  var toAddress = 'recipient@example.com';

  // メールの件名と本文
  var subject = 'Test Email';
  var body = 'This is a test email sent from Google Apps Script.';

  // メールを送信
  GmailApp.sendEmail(toAddress, subject, body);
}

この例では、sendEmail関数を作成し、指定されたアドレスにテストメールを送信しています。

3. Googleドキュメントの新規作成と編集例:

function createAndEditDocument() {
  // 新しいドキュメントを作成
  var document = DocumentApp.create('New Document');

  // ドキュメントの本文にテキストを追加
  var body = document.getBody();
  body.appendParagraph('This is a new document created with Google Apps Script.');
}

この例では、createAndEditDocument関数を作成し、新しいドキュメントを作成し、その本文にテキストを追加しています。

これらの例は基本的な操作ですが、Google Apps Scriptはより高度な操作やサービスとの連携も可能です。

SQLの使いどころ

サイトに大量の情報を掲載することは、ユーザーにとってとても便利なことです。しかし、情報が多すぎると、目的の情報を見つけるのが困難になります。そのため、SQLを使用することで、情報を効率的に管理することができます。

SQLを使用することで、データベース内の情報を検索したり、フィルタリングしたりすることができます。これにより、ユーザーは目的の情報をスムーズかつ簡単に見つけることができます。

また、SQLを使用することで、データを集計したり、統合したりすることもできます。これにより、ユーザーはさまざまな視点から情報を分析することができます。つまり、サイトに多くの情報を掲載することが重要である一方で、その情報を効率的かつ簡単に管理することが求められる場合には、SQLが不可欠であるといえます。

KK

機械工学を専攻。工業デザイナーとして、国内及び海外の自動車・搬送ラインの設計などに従事した後、2003年にウェブシステム会社を設立。UI設計やウェブシステムの開発、DX化のディレクションなどを行っています。